こんにちわ!
サイト運営者のりんごです♪

家事と育児の息抜きに、
こっそりマンガを読むのが毎日の楽しみ♥

 

今回は、漫画「名づけそむ」をご紹介します♪

名づけそむ

 

名づけそむは、リアルな人間ドラマを描いたオムニバスストーリー。

「名前」がキーワードになっていて、切なく、改めて考えさせられるような作品。
感情移入できる、リアルなストーリーが好きな方にオススメ♪

漫画・名づけそむ-ネタバレ感想

「あの・・・お母さん・・・だよね・・・」

スーパーの2Fにある文具売り場にて、
パートをしている、坂野三津江51歳。

 

風呂無しトイレ共同アパートにて、一人で生活している彼女が働く職場にて、声をかけてくる若い女性。

 

その若い女性との関係性は、親子。
『18年前に夫と共に捨てた娘』でした。

 

娘が9歳の頃、夜中に突然消えた母。
そんな母と娘が、偶然出会ってしまうのです。

 

18年前、家庭を捨てて別の男性の元へ走った三津江を、娘はやはり母を憎んでいました。

 

(どこかで会って声かけられても無視してやる)

そう思っていたはずなのに・・・

 

「なんでだろ・・・私の方から声かけちゃうとは思わなかった。
本当はずっと会いたかったのかな。」

 

ずっと憎まれていると思っていた娘との再会。
憎まれて当然だと思っていた娘からまさかの言葉。

 

しかし、続く娘の言葉に三津江は更に驚かされます。

「もし良かったら・・・結婚式出てもらうってだめかな?

3ヶ月後に結婚を控えているという娘。

 

「いやいやいや、何言ってんの私なんかが出れるわけないでしょ?
そんなのお父さんが許すわけ・・・」

娘の発言に、戸惑う三津江。

 

「私説得してみる。私がお父さんとお母さんに祝ってほしいの。」

 

もう二度と関わることがない、関わってはいけない、と思っていた娘の人生。
そんな娘の晴れの舞台に関わることになるとは、夢にも思っていたなかった三津江。

 

(ああ・・・こんな私でも生きていてよかったねえ)

 

戸惑いながらも、娘の晴れの舞台を見ることが出来る事を、嬉しく思っていた三津江。
しかし、彼女の職場に今度は元夫が現れます。

職場に現れる元夫・・・!

「まさか本気で式に出るつもりじゃないだろうな。」

自分が何をしたのかよく考えてみろ、という元夫。
元夫の怒り、憎しみは深く未だ三津江は許されていません。

 

当時、すぐに離婚に応じ、慰謝料も請求しなかったのは、お前に関わりたくなかったからだ、と言います。

まあ・・・可哀想ですが、元夫の怒りも当然ですよね。

 

断固反対する父とは裏腹に、
母に結婚式に参加してほしいと思っている娘も説得にきますが、
元夫の気持ちを確認した三津江は、参加を拒否。

 

娘を遠ざけるために、

「正直、あんたのことちょっとわすれていた」

と言ったり、頼まれた領収書に書く娘の名前を、わざと間違えて書くのです・・・。

 

切なすぎる・・・。

 

本作は、オムニバス形式で纏められていて、

・「愛子」と名付けられた29年間彼氏のいないモテないOL
・息子が連れてきた婚約者と元夫を取れた女が同じ「小春」という名前だった女性

のストーリーも入っています。

切ないながらも、改めて考えさせられる作品でした。

 

わたしは、スマホ電子コミックで読みました。

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