こんにちわ！
サイト運営者のりんごです♪
家事と育児の息抜きに、漫画を読んでいます。
今回は、以前から好きだった沖田×華さんの
漫画「はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児」
を読んだので、そのネタバレを含む感想をご紹介します！
はざまのコドモは
知的ボーダーで発達障害の息子を持つ
沖田×華さんのアシスタント・君さんの実話を、題材にした漫画です。
知的ボーダーとは、
「知的障害」と「正常知能」のはざまの知的指数を持つ人のことです。
つまり、知的障害とは認定されないため、
知的障害があるにも関わらず、支援が受けられないんですね。
さらに、周りからの理解を得られない・・・。
わたしの息子は、発達障害ではないですが
知的ボーダーという病気は、初めて知りましたし、すごく勉強になりました。
子供が幼稚園・小学校に入るにつれて、関わるかもしれないことですし
同じママさんには、ぜひ読んでもらいたいと思う漫画です。
では、はざまのコドモのあらすじと感想をご紹介しますね♪
はざまのコドモのあらすじ（ネタバレあり）
1996年9月11日に、君さんと旦那さんの間にヨシ君が誕生。
赤ちゃんの頃から、ヨシ君は朝から晩まで寝る間もないほど泣き続け、
静かに寝るのは、授乳の時だけでした。
6か月以上経っても泣き止む様子がなく
賃貸住宅では苦情が来るため、騒音対策もしてある分譲マンションを購入します。
しかし、それ以降もヨシ君は、改善される様子は見られません・・・。
睡眠障害を疑った君さんは、
病院に連れていきますが、
そこでお医者さんから、まさかの言葉が。
「あなたさぁ…そんなに子供を病気にしたいわけ？」
この言葉を受けて、自分が親失格なのかもしれないと、悩む君さん。
その後、しばらくして病院を変更すると、良いお医者さんと巡り合い
4歳になって、ようやく「睡眠障害」の診断を下されます。
睡眠障害の改善は見られないまま、ヨシ君は小学校に入学します。
ところが、そこで問題行動を繰り返すヨシ君・・・。
先生や他の親御さんにも批難され、
発達障害を疑った君さんは、色んな病院を訪ねますが、
発達障害の診断は下されません。
そこで、発達障害を専門にした病院を訪ねると
ようやく「広汎性発達障害」という診断が下されます。
療育手帳が交付されない・・・
通級指導学級に通い始めますが、
他の発達障害の子より知能指数テストが高く、
ここでも他の親御さんから皮肉を受けます。
さらに、援助サービスを受けるための療育手帳をもらいにいくと
「療育手帳の交付はできません」
と言われてしまいます。
これは、ヨシ君のIQが
手帳の交付対象である「75」にギリギリ満たない「85」だったためです。
特別支援のある学校にも通えず
普通の学校でも批難されるヨシくん・・・。
こうしてヨシ君は、
発達障害を持ちながらも療育手帳がもらえない
「はざまのコドモ」になってしまいます。
旦那さんの浮気が原因で離婚・・・
さらに、旦那さんは半年前から、
パチンコで知り合った相手と浮気をしていました。
二人は離婚することになり、マンションも売却が決まってしまいます。
精神的に追い詰められる君さん・・・。
小学校でも担任が変わると、先生から非難を受け、
イジメ同等のことを言われてしまいます。
ヨシ君は、先生のことを拒絶し始めます。
喘息など、保険上の不安がある児童を対象とした
教育施設である健康学園への転校を考え
健康学園へ相談すると、健康学園の対象者が異変に気付きます。
そこで、君さんは事情を話すと
「それはひどすぎる！！
義務教育はどんな児童にも教育を受けさせなきゃならないんですよ！
お母さん大変だったでしょう？今までよくがんばりましたね。」
この言葉を聞いて、
辛い想いをしていたヨシさんは、ブワッと涙を流します。
健康学園のおかげで、
教育委員会が聞く耳を持つようになり
中学校は、「特別支援学級」へ入れることになります。
やがてヨシ君は小学校を卒業し、晴れて中学一年生に。
君さんは、自分の持病もありますが
これからもヨシ君をサポートしていこうと、決意するのでした・・・。
はざまのコドモの感想
発達障害と正常な知能のはざまにいる病気というのは
想像したこともなかったので、ここまで苦労するのかとビックリしました。
旦那さんとも離婚しちゃうし、君さんは本当に辛かっただろうなぁ。
息子が小学校・中学校に上がると、
そういう子もいるかもしれないし
「知的ボーダー」というのを知れて良かった！
ちょっと重い内容ですが
沖田×華さんの漫画は、ちょこちょこギャグを入れたり
その重さを感じずに読めます♪
こういう漫画で、「知的ボーダー」のことが広く認識されるといいなぁ。
はざまのコドモは、1巻で完結ですし
小さいお子さんを持つママさんは、ぜひ読んでみてくださいね♪
まんが王国では、無料試し読みができますよ～(^^)
わたしも試し読みしてから、購入しました！
※「はざまのコドモ」と検索すると出てきます♪
「はざま」は「知能障碍（障碍）」だけではなく「身体障碍（障碍）」等に於いてもありますね。
私自身、一時、原因・要因不明の全身の筋肉が緊張が起こり、行動不随状態に陥りました。
（自動車での交通事故の後遺症だったと考えられますが、交通事故は早々に示談となりました。）
酷い時は立ち上がる事すら出来ず、身動きすら取れず寝たきりで過ごしました。
暫くしてある程度動けるようになりましたが、歩くのがやっとで、走る事など全くできませんでした。
物を手で持ち上げようにも、腕がプルプルして安定して持つ事も出来ませんでした。
このような、「日常生活にかなり支障のある症状」であるにも拘らず、精密検査では「異常は発見されなかった」んです。
その為、原因、病名もハッキリせず、障害認定も受けれませんでした。
発症から1年間はまともに動けず、2年目からは辛うじて動き回れるようになりましたが、とても「日常生活を支障なく送る」とは言えませんでした。
1年目は所謂「失業保険」で、2年目は主治医の先生が「○○病の疑い」として「傷病手当」の申請をして頂けたので、辛うじてしのげましたが、3年目からは、地獄でした。
収入がまるっきりないので、それまでの貯蓄を切り崩す事に。
働いて収入を得ようにも、日常生活を送る事がやっとな状態な人間が働けるわけもなく……。
4年目、5年目で、多少症状が良くなった感はありましたが、「少し早く歩けるようになった」くらいで、まともに動けるとは到底言えませんでした。
最初の内は、自身の貯蓄でなんとかやっていましたが、やがて、家族（特に両親）へ治療費等を負担させる事になってしまいました。
障碍者認定が受けれていたら、家族がどれだけ楽だっただろうと思います。
（5年目に職安を通して何とか就職しましたが、この後遺症が元で半年足らずで退職する事になりました。）
発症から約10年が経過しましたが、現在は元の健康な状態にかなり近付きました。
症状がかなり改善し始めたのは3年くらい前からでした。